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店主ブログ

わりと身近な話

2020.4.14

コレ!

大人なら絶対見た事ありますよね?

表記の仕様は若干異なるかもしれませんが、このロゴマークは最近至る所で見かけるようになりました。

何かって大体わかってる方も多いですが、去年の10月から消費税が8%から10%になり、それによって消費者が負担を感じて買い控えたり、飲食店離れや、買い物離れを防ぐ為に

【キャッシュレス決済時に《2〜5%》を何かしらの方法で割引く】

という政府機関の経済産業省による昨年10月から今年の6月まで期間限定の取り組みです。

【期間限定】ですし、【大型店舗】は対象外ですし、【上限金額15.000/月】だったり、【フランチャイズは2%】だったり、ややこしい事この上ないですが、知って損は無いですので、この機会に参考にしてみてください。

まず、この対象店舗ですが、キャッシュレス対応している事はもちろんなのですが、対応していれば何処でもいい訳ではありません。店側が経産省に手続きしなくてはいけません。

わりと面倒な手続きを、、、。

で、これまた審査やなんやらで時間がかかるのですが、こんなの一式が送られてきます。

小包がポストに届いて、、、
説明書きと、、
告知販促品が。

コレが届く頃にはもう対象店舗になっていますが、これで全て終わりって訳ではありません。うちの例でいうと、『かんどんかんどん』でのキャッシュレス決済は

①楽天ペイ(各種クレジットカード、交通系カード、アプリのQR決済、電子マネー)』

PayPayQR決済)

③メルペイ(QR決済)

auペイ(QR決済)

などがあります。

ちょっと話逸れますが、クレジットカードももちろん還元対象に入りますが『DISCOVER』のみ対象外です。理由は国内で発行してないクレジットカードだからとか、、アメリカでは一般的らしいです。

ほとんど見かけた事はありませんが、、、。

話戻しますねすみません💦

で、ここ見てください。

PayPay』しか書いてません。

コレ、各キャッシュレス会社にそれぞれ手続きをしなくてはなりません。それも、店舗用の専用コードを経産省に申請した上で、そのコードを使ってキャッシュレス会社に申請します。で、この専用コードをキャッシュレス会社が代理で申請してくれる場合もありますが、そうなるとその一箇所の代理会社が申請終わるまで専用コードが分かりません。なので、『かんどんかんどん』ではまず【PayPay】を代理で申請しました。で、その結果がコレです。

この後、他の会社にも申請していき、現在は【メルペイ】も対象になり、【楽天ペイ】も近々対象になる予定です。

なんだかやっぱりややこしいですが、これはお客さん側には直接5%分の還元が有り、さらに各会社でプラスの特典も付けたりしてるので、5%以上だったりします。

そして店側はこのキャッシュレスマークを掲げる事によって『お得ですよ』感をアピールする事が出来ます。

手続きは時間がかかったり、面倒ですが、それだけでアピール材料になるんですから、やった方が良いに決まってます。

ですが、この【時間】てのがクセモノで、ホントに掛かります。僕は増税される10月になってから申請した出遅れ組でしたが、実際に【PayPay】から申請降りたのは12月になってからでした。、、忘れた頃にやってきます。

ですから、店としては将来的な見通しを立てて申請し、即効果が出るモノとは別に考えなくてはなりません。『キャッシュレス還元事業』の対象店舗になるのはおすすめですが、申請時間を考えると、一早く取り組むべきだと思います。

そして、、この『還元率5%』という裏には、一部の人にしか伝わっていない事実があります、、、。

それは、、、

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次回、、、

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って言う程では無いので説明します。

まず、この5%ですが、単純に考えると『消費税が8%から10%になりましたが、5%分還元されるので、もともとよりも3%お得!!』

というのが皆さんの認識だと思いますが、コレがもう間違いなんです。

ウソじゃないです。すでに経済産業省に確認済み(僕ではない人が)です。

そのカラクリと言いますと、、

『税込み』か『税抜き』かの違いです。

まず例えを出すと、税抜きで10.000円の買い物(飲食)したとします。消費税8%の時に計算すると、当然このようになります。

10,000×1.0810,800

ですが消費税が10%になり、次の計算になりました。

10,000×1.111,000

ここでの差は200

そこにキャッシュレス決済による『5%還元』をすると計算は

11,000×0.05550

割引き額は550

なので税抜き10,000円を支払う場合、最終的な支払いは9,450円となります。

あれ?てことは、、、

5.5%引き!!

【3%お得!】では無く【3.5%お得!】が正確です。

たかが0.5%と思った方、それはそれでいいんですが、この0.5%の価値は大きいですよ。経済成長率とか、テレビの視聴率とか『0.5%』って大きな数字です。飲食店経営をちゃんとやってる店なんかは食材原価率とか人件費率とかを管理してるでしょうから、1%をコントロールするのにすんごい苦労してます。

知ってても知らなくても『キャッシュレスなら会計お得になる』という結果は変わらないんですけどね💦

よくよく考えると、そりゃそうだ!ってなるんですが、キャッシュレスで会計する時に、いちいち税抜き金額を計算して、それに対して5%を還元て、そんなややこしい事を国はしないんですよ。

小学校の計算式で掛け算と足し算と( )が混合する式で、何から先に計算するか順番決まってますよね。それと一緒です。

①【税抜き金額と、それに対しての10%分の消費税をプラス】

②【5%分をマイナス】

③【あら不思議、結果5.%お得】

この順番です。

なので、この表示は正確には

こうでなく

こうなります。画像編集雑でゴメンなさい。

と、、

長々説明しましたが、

お客さん側は【どーせキャッシュレスで払うならあのマークがある店の方がお得】で、

お店側は【キャッシュレス対応してるなら申請したほうがお得】

てのが分かりますよね。

でも、始めに言ってるように申請してから実際に対応店となるのはだいぶ先、、、。「じゃあ今(4月中旬現在)から申請しても、もう遅くない?6月まででしょ?」と思った方も多いハズ。

ですが、今問題になっている『コロナウイルス』による飲食店等の被害の影響により、キャッシュレス還元事業の期間が延長になる可能性があります!

可能性なんで、なんとも言えませんが、、。ですが、実際その動きがあるらしく、この取り組みが始まった10月までの申請よりも、今の方が多く届けられているそうです。楽天ペイのキャッシュレス還元事業担当の人が言ってました。僕もそうですが、はじめのうちは『キャッシュレス還元事業』て言われてもピンと来ない人も多く、わざわざめんどくさい事を、、、と思った方も多かったと思います。ですが、街中の至る所であのマークを見かけ、実際に利用している人の声を聞いてくうちに、これはやらないと!!という考えになっていったんだと思います。

国がいろいろ考えて、この期間を長くしてくれるのはこちらとしてもありがたいんですけどね、、、。

今は普通に営業出来てない状況なんで、、。

事態は深刻ですよ。

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マスク2枚て、、。

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