開業理由
2018.10.10
正直に言うと、家族と自分の為に生活していくにはコレ(開業)しか方法がなかったんです。
自分で飲食店を独立開業したい人って多いと思います。色んな想いから「自分で店やりたい!」って考えるんでしょうけど、一般的にはどんな理由なんでしょうか?
自分の腕試しがしてみたい!
儲けてたくさん店舗を出したい!
とにかく社長になりたい!
もう雇われて疲弊するのは嫌!
とか前向きだったり後ろ向きだったり、一国一城を夢見るタイミングも様々だと思いますが、僕の場合は、結婚してから考えるようになりました。結婚するまではなんとなーく自分に合った仕事でそこそこの稼ぎがあればいいなーとアホ丸出しの若者でしたが、今の妻と結婚し、というか付き合ってる時から少し疑問に思うことがでてきました。
あれ?なんか全然生活リズム合わなくない?
そうです。飲食業に勤めていると、特に『修業』と言われる業種では、朝から深夜までの拘束はあたりまえ。一般的な8時間労働は夢の世界の話なのです。おまけに休みも少なく(ちなみに給料も少ない)人間らしい生活は出来ないのです。
コレだけでなく、飲食業は慢性的に人員不足であり、(みんな嫌がるからね!)自分の都合で休む事が許されない会社がほとんどなのです。就職して何年かは『有給』の仕組みを良く分かっておらず、なんか恵まれた方々のみ与えられる素敵な特権くらいに思っていました。
社畜根性が定着していた僕ですので、はじめは仕方ないと思っていましたが、これから家族も増えていこうと言うのに「お父さん全く運動会来ない!」とか「今年も残念だけど家族旅行パパ抜きね。」なーんて事になったら誰も良い想いしないじゃないですか。そこで考えたです。
よし、自分でやろ。
ちょっと極端ですが、この思いつきは今も間違ったとは思っていません。自分の責任で店を運営し、自分の責任で店を休む。稼ぎが減っても自分のせい。文句を言われても自分のせい。
甘いと言われるかもしれませんが、それでもしうまくいかなくなって家族に迷惑かける事になっても自分のせいです。家族と自分の為に始めて、結果借金だけ残るような事もありえます。が、そうならないように必死こいて働こうと思います。
開業ハードルの低い飲食業界、どんどん新しい店ができ、そして無くなっていきます。リスクの多さでいったら避けるべきともいえる業界ですが、あえて飛び込んでいきます。
頭の悪い僕の暴走に、少しおつきあい下さい。