休憩しますの続き
2024.12.18
理由はたくさんあります。
たった一撃ドカン!!という理由ではないのですが、地味に色々難しくなってきたのでってのがあります。
・タイミング
・人材
・コロナ
・考え方
・売上
・やりたい事やらないといけない事
これについてお話ししていきます。
まずこの閉店の【タイミング】についてですが、《かんどんかんどん》は自分の持ち店ではなく、賃貸契約で営業させてもらってました。
その賃貸契約ってのが2018年11月から始まっておりまして、その更新期間が2年となっており、2年ごとにやめるか続けるかの選択をしてきての、今回は更新無しで、約6年間の営業期間となりました。
【人材】
これはーずっと悩んでたし、これからも悩み続けるんだと思うんですが、どの業界も人材不足ってあるとおもうんですけど、うちみたいな『弱小』個人経営は特に深刻です。
この『弱小』ってのがポイントで、【『強強つよつよ』個人経営】のお店ってのもちゃんとありますので、そこが大きく違う事はご理解ください。
売り上げを上げるためには人手は必要で、人手を増やすには採用、教育のコストがかかり、さらには人件費が増えて、、と働く方の適正などによって大きく店の毛色が変わるため、リスクも生じます。
ちゃんと経営されている方(つよつよ経営の方)はこの辺のバランスや、判断などもしっかり出来ていて、《良い面悪い面》の両方の視点から考えたり、対応できているから、成り立っているんだと思います。
僕はそこの判断というか、リスクを考えすぎてちょっとビビってたんだと思います。
さらに、「これ自分でやったほうが良くないか?」を常に頭に浮かべてしまっていて、自分の負担を減らす努力や、効率、それに伴う仕事の幅の広げ方などを突き詰めずに進めていった事が原因だと思います。
調理する人に関しても、パートさんに関しても、もっと幅広く対応し、受け入れていった上で、一緒にお店を大きくしていこうと考えきれなかったのは、自分の性格も関係します。
【コロナ】
これを理由に閉店、廃業にはしたくなかったので、がっつりコロナ期間中(今となっては懐かしい『緊急事態宣言』とか『蔓延防止なんちゃら』
)も、もがいていろいろジタバタしましたが、理由としては【コロナ】に自分が感染した事でした。
あの当時「遅かれ早かれ、人と接する機会の多いこの職業、いつかは順番回ってくるよね、、、」と覚悟はしていたつもりでしたが、いざその時が来ると、その影響はデカく、考えれば考える程、マイナスな事ばかりでした。
・予約を全部断る
これは仕方ないですし、お互い許容し合うしかないのですが、罹患したのが急でしたので、予約を全部お断りしました。結果としては予約してくださったお客様(かんどんかんどんを必要としてくれていた方)を裏切るかたちには変わりないです。苦しかったです。
・スタッフを休ませる
店に近付く事もできなくなるので、もちろんスタッフさんには休んでもらいます。その間働かないので給料は出ません。そもそも小さな店なので、雇用調整助成金などの制度も使えず、スタッフさん達は急に無職になり、その間離職された方もいました。これは痛かったし、休んでもらったスタッフの皆さんにも迷惑をかけてしまいました。
・問答無用で一ヶ月近く休業
この、僕が健康になるまでの期間、プラス店が通常通りに運営できるようになるまでの期間を合わせると、約一ヶ月。
僕は先程のスタッフさん達のように【一ヶ月無収入】と同じなワケはなく、【無収入】な上に【経費】というもんが乗っかってきます。営業してなくても最低限の水道光熱費や家賃は発生しますし、さらに急に休業が決まったので、食材廃棄分など、大きすぎる損失に、絶望しました。
これらの全てをあの当時【コロナ感染】という、当たり前になった状況の中でここまで大きな【損失】を回避出来なかった一番の要因は【僕が1人でやっている】という事でした。
2人以上のメインスタッフを置いて居る店でしたら、こうはなりにくいと思います。
離脱するスタッフは居ても、最低限の営業は可能ですので。(もちろん、通常営業とまではいかない『縮小営業』にしたとしても『閉める』のとは大違いです。
10あった売上が、半分の5になったり、もっと落ちて2〜3をフラフラしていたとしても、続けていれば確実に増えますが、ゼロの状態を維持していてもなんにも増えません。当たり前に、痛手を負った一ヶ月でした。
今考えても胃が痛くなります。
この間、しっかりコロナ感染者でしたので、体調悪いのもありましたが、記憶にある限り、人生で一番寝ていた一ヶ月だったと思います。
僕、寝るのが好きで、『趣味:昼寝』と言い回ってるくらいなんですが、仕事してると、眠くても起きていないといけない日々が多く、なかなか時間を作れていませんでしたが、いざ、寝る事が最善と言われ、与えられても、全くありがたく無かったです。
遊び疲れたり、働いて疲れたり、そんな日々の中の睡眠がどんなに贅沢だったのかを感じた期間でした😭
ここまで《かんどんかんどん閉店に至った6つの理由》の半分をお伝えしましたが、残りの【考え方】と【売上】【やりたい事やらないといけない事】については次で、、、。